“選び方で、暮らしは変わる。キッチンから広がる、心地よい日常”
“選び方で、暮らしは変わる。キッチンから広がる、心地よい日常”
―――柔らかな午後の光がゆっくりと広がっていくリビングと、ゆるやかにつながるキッチン。
お気に入りの器が並ぶオープン棚に、さりげなく吊るされたドライフラワー。
その奥、小さなアーチの先には、カフェの一角のような洗面がのぞきます。
出産をきっかけに戸建て住宅を建てられた、Kさんご一家。
住まいづくりで大切にされたのは、「好きなものに囲まれて暮らしたい」という想いでした。
「そろそろかな、と思ったんです」
Kさんのその一言の背景には、いくつかのタイミングが自然と重なっていました。
「いつかは戸建てに住みたい」というご主人の想い。
趣味を楽しめるガレージへの憧れ。
そしてお子さまの誕生というライフステージの変化。
「以前の住まいは、ふたりには十分でしたが、子どもが動き回るようになると少し難しくて。
3階でエレベーターもなかったので、移動も大変でした」
これからの暮らしを見据えたとき、今がそのタイミングだと感じたといいます。
住まいづくりの中でご夫婦が大切にしたのは、
「どこに、どれだけ価値を置くか」という視点でした。
「全部はやらない」からこそ、満足度が上がる。
家づくりで最も重視したのは、予算のかけ方。
「キッチンとガレージにはしっかりお金をかけて、外壁や外構は抑えました。」
アウトドアが趣味のご主人にとって、ガレージは欠かせない場所。
自転車やトレラン用品、山歩きやカメラ機材を気兼ねなく置ける、「好き」に没頭できる空間です。
一方で奥様がこだわったのは、家族が毎日過ごす、キッチンや洗面、そしてリビング。
お気に入りの器や、使い込むほどに味わいが増す道具たちなど、
好きなものに囲まれて過ごせる居心地の良さ、でした。
木の温もりを感じる素材と、味わいのあるタイルでコーディネートされたシンプルなキッチン。
素材の質感に合わせて選ばれたのが、マットな質感のシーザーストーン4004 Raw Concrete Matt ローコンクリートマットです。
4004 Raw Concrete Matt
表面仕上げ:マット
「全体の雰囲気を見ながら、柄のないマットなものを選びました。
主張しすぎないけれど、ちゃんと馴染む感じが気に入っています」
4004 Raw Concrete Matt
表面仕上げ:マット
「全体の雰囲気を見ながら、柄のないマットなものを選びました。
主張しすぎないけれど、ちゃんと馴染む感じが気に入っています」
旅先で手に入れた器や、使い勝手で選んだキッチンツール。
思い入れのあるものたちを、日常の中に並べておきたい。だからこそキッチンは、主張しすぎないシンプルな佇まいに。
選ばれたシーザーストーン4004 Raw Concrete Matt ローコンクリートマットは、ラフなコンクリート調の表情の中にしっとりとした質感があり、使い込むほどに愛着が深まっていくような佇まいを感じさせます。
“つながるキッチン”をつくる、ペニンシュラという選択。
キッチンは壁付けのI型。
そこにプラスするかたちで設けたのが、ペニンシュラ型のワークトップです。
「リビングとの一体感を出したくて。閉じたキッチンにはしたくなかったんです」
リビングとゆるやかにつながるこの場所は、自然と人が集まる、住まいの中心のような存在。
コーヒーを淹れる時間や、ミルクをつくるひととき。
これからは、お菓子やパンづくりも楽しみたいといいます。
「夫と一緒にキッチンに立っても、広く使えるのがいいです」
作業の場でありながら、家族の時間が重なっていく場所。
赤ちゃんが眠っているわずかな時間に、ここでゆっくりとコーヒーを淹れる——
そんなひとときも、この場所の大切な役割です。
実際に使ってみて感じているのは、日々の扱いやすさです。
「汚れは落としやすいです。コーヒーや調味料の汚れも、さっと拭くだけで綺麗になります。」
一方で、マットな質感ならではの気づきも。
「油っぽいものは少し跡が残りやすいかもしれません。
でも、この質感が気に入って選んでいるので、気になったときにさっと拭くようにしています。
すぐ拭けるように、近くにウェットティッシュも置いています」
マットな仕上げは、本磨きに比べて表面にわずかな凹凸があるため、油汚れなどが少し残りやすいことがあります。
そのため、汚れは早めに拭き取るのがおすすめです。
一方で、シーザーストーンは天然石のように表面に細かな穴がないため、汚れが内部に染み込むことはありません。
日々さっとお手入れをしながら、心地よくお使いいただけます。
玄関から入り、リビングへ向かう階段の先にある洗面。
ふと視線を引くその佇まいは、まるで雑誌の1ページのようです。
キッチンと同様に、木の温もりと味わいのあるタイルに、マットな質感のカウンタートップ。
素材や形を丁寧に選び重ねたその一角に、階段の大きな窓から差し込む光がやわらかく広がります。
洗面は、手を洗ったり顔を洗ったり、濡れたコップを置いたりと、日常の中で自然と水が付きやすい場所。
キッチンとは違い、ついそのままにしてしまうことも少なくありません。
4003 Sleek Concrete Matt
表面仕上げ:マット
「マットな質感なので、水滴の跡が少し見えやすいこともありますが、気づいたときにさっと拭くことが自然と習慣になりました(笑)」
4003 Sleek Concrete Matt
表面仕上げ:マット
「マットな質感なので、水滴の跡が少し見えやすいこともありますが、気づいたときにさっと拭くことが自然と習慣になりました(笑)」
以前の住まいではそこまで意識していなかったそうですが、お気に入りの素材を選んだからこそ、自然と丁寧に使いたくなるのだといいます。
日々の小さな手入れも心地よい習慣になっていく。
——そんな空気が、この空間には流れていました。
家づくりにおいて、何を選ぶか。
そのひとつひとつの積み重ねが、日々の過ごし方を少しずつかたちづくっていきます。
Kさんご一家の住まいから感じたのは、誰かの基準ではなく、自分たちの“好き”を大切にするということ。
キッチンも、洗面も、素材やデザインをひとつずつ丁寧に選び、かたちにしていった住まいでした。
赤ちゃんと穏やかに過ごす時間の中で、ふとこぼれるやわらかな笑顔。
撮影のはじまりは少し緊張した様子だった赤ちゃんも、最後にはにこやかな表情に。
ゆっくりとした時間が流れるこの住まいには、ご家族が日々を丁寧に重ねている空気が、静かに広がっています。
あっという間に過ぎていく、今だけのかけがえのない時間。
その一瞬一瞬を大切にされている姿が、とても印象的でした。
ゆったりとした時間が流れるKさんのお住まいで、私たちにとても心あたたまるひとときとなりました。
お子さまとの大切な時間の中で、インタビューと撮影にご協力いただき、ありがとうございました。